楽しめた度:★★★★★
原子炉の事故によって放射能に汚染された研究所と言う「アドベンチャーゲーム至上最悪のシチュエーション」とも称される舞台にて、2人の主人公の視点を通して事故の顛末とそこで繰り広げられる人間ドラマ
という精神的に凶悪なゲーム
開始10分で死んだ
その後も何回も死んだ
選択肢の代わりのシステム「Senses Sympathy System」に慣れるまでちょっと難しかった
だいぶ進んでからSSSの影響で死んだりするのがまたなんとも…
でもスキップ機能やクイックロード等ゲームシステムはすごく便利で
操作に関しては何の不満もなかった
ストーリー相当長く作られていたので回収用の周回がきつくなるかと思ったけどサックサク
「ラボ」の事件発生を境に「A」と「B」の物語にわかれているダブル主人公なゲームで
話を進めると他の√も出てくるが
すべてが繋がっているため伏線が回収される時の爽快感は結構ある
そこまで大きなどんでん返しはなかったけど(ストーリー上にわかりやすく撒かれてるので)
サスペンスかと思ったら最終的には少し不思議の方のSFだった
ヒロインはみんなギャルゲーぽい可愛さなんだけど
好きな子がいなかったので残念
強いて言えばデレたサリュくらいか…
脱出アドベンチャーとしては面白い作品だと思う
前半はハラハラしっぱなしで
後半はドキドキしっぱなし
最後は一瞬ダレるかと思ったけどそれすらも覆す流れで
勢いのすごいゲームだった!
勢いといえば
この感想記事の勢いがすっごい面白かったので貼る
http://ranbukai.sakura.ne.jp/dbr.htm
めっちゃダイヤモンドカッターで心掴まれました
以下メモ
√Aは記憶喪失のレスキュー隊隊長の笠鷺渡瀬
自分がなぜ事故現場にいるのか、そもそも自分が誰かもわからない状態
「ラボ」から出るには9時間後に隔壁が開くのを待つしかない
しかし1時間に1本「AD」という薬を打たないと死んでしまうため
共に行動するのは同レスキュー隊隊員の風見と洵、
要救助者だった宇喜多や恵那、謎の少女ユウリ
また映像に写っていた高校生3人を入れると9人
明らかにADは足りない状況となる
つまり誰かを犠牲にしなくてはいけないのか?という葛藤
また途中で事故とは違う他殺体を発見してしまい、密室の「ラボ」の中に犯人がいるのではないかと疑心暗鬼になっていく
渡瀬たちはどうやって生き延びるのか、そしてなぜ事故が起きたのか、記憶喪失になってしまったのか―
√Bは高校生 天川夏彦
「BC」と呼ばれるいわゆる超能力の適正度が高いが能力はゼロ
「ラボ」の事故を防ぐためにやってきていたが間に合わず、閉じ込められてしまう
幼馴染のまひろと悠里と平凡な日常を送っていた
ある日隣人の宇喜多が交通事故を起こした現場に居合わせ、BCが一瞬使えるようになる
その後サリュが転校生としてやってきて日常が少しずつ変化していく
ある日まひろがエンパシーでテロリストの心の声を聞いてしまう
最初は信じなかった夏彦だが協力しテロを阻止する決意をする
危機が訪れる度に何故か過去への回想に飛ばされてしまう
飛ぶ時は必ず、悠里が何かを伝える時
幼馴染や友人と共に脱出できるのか
家から出られなかったはずの悠里がなぜここにいるのか
謎が少しずつ解明していく
√C
Nエリアで夏彦が瀕死になっていた時
渡瀬が聞いた幻聴の正体とは
√D
なぜこの事件が起きたのか
そもそもの始まりは何だったのか
9人全員の感情が、「ラボ」や「Q」の全てが判明する
人それぞれに価値観があり、正義がある